今月に入って本見積書の提出お願いが続いており、見積書が届く度に思い出す事があります。「仕事が取れるか、取れないかわからないのに。仕事に結びつける為に業者と値決めをして見積書はできている。それに対して一方的な値下げ要求はするな」15年前、当時ゼネコンの営業にいた弟より言われた言葉です。数十枚の図面から設計者の要求を汲み取り仕事の段取りまで考えられて見積金額は出てきます。確かにその通りと思いそれから、安易に値下げ要求はせず仕様や施工方法を設計サイドで考え直し、お互い歩みよりながら契約金額に近づけていくようにしています。そうする事により、ここで信頼関係を築ければ「より現場がスムーズに進み」ひいては、施主も満足のいく出来ばえの建物ができると信じています。