コンコルド広場に面したホテルを改装中でした。仮囲いに窓がたくさんついていて、ユニットになっており、黒川紀章の中銀のようでした。

どこに行っても工事現場が気になります。
ヨーロッパでは建物を改装するときに今まであった建物をそっくりそのまま写真にして養生幕に転写するのが一般的ですね。これは改装中のパンテオンの様子です。
だれかのアート作品でしょうか。

インターナショナルスクールの女子の集団が乗り込んできて一気に車内が華やぎました。アジアや中東・欧米系さまざまな国々の子女達と思えます。聞こえてくるのが日本・英語は勿論のこと。「ウチ」（保育園児～女子大生までの女子が使っていると思われる。４歳児も使用中）が代表的な「今どき語」の３ヶ国語を巧みに駆使しながらの会話。国際的に交渉下手といわれていますが、彼女らがドンドン社会にでてくるのを想像すると、意味もなく日本の未来は楽しみと思う私でした。

自分も年をとったのも(図太くなったという意味で)あるのでしょうが、治安の良さにびっくりしました。地下鉄のイメージ（特に通路・地上出入口廻りや夜間）は、あまり良い印象は持っていませんでしたので、今回は子連れなのもあり、少々構えていたのですが、拍子抜けのでした。そして、とても綺麗になっています。お願いしなくても、英語で対応してくれます。(もちろん、私は話せませんが）世界はドンドン変化しているのを目の当たりした時間でした。

「パリって良い匂いだね」搭乗口に出ての一言です。今はＴＶの前に居ながら世界何処へでも行った気になれますが、その場所に立たないとわからない事のほうがたくさんあるということを知って欲しく来ました。この香りで、ほんの少しでもいろんな世界がある事が記憶に残ってくれればと思います。