「旗ざお」地に建つ夫婦+子供1人が住むための狭小住宅のリフォーム計画です。
狭い空間をいかに広く見せるかということと、3方を建物に囲まれているため限りのある自然光をいかに効果的に取り入れるかを考えました。
最も長くいる場所の日当りを良くするため、リビングを2階としています。
決して広くは無いリビングですが、屋根と同じ形の勾配天井と、リビングの床が続く様に見えるテラスによって、実際の面積以上の広がりを感じることができます。
キッチンはカウンター(長さ3.6m)にシンクとガスレンジをつけただけのシンプルなデザインにし、広がり感を損なわない様にしています。北に面したキッチンは直射日光が入らないため、窓を大きくすることで安定した明るさを確保しました。
床材は肌触りを考え、ドイツパイン無垢フローリングを使用しています。
壁、天井は同色の塗装仕上げ。テラスへの掃き出し窓には天井いっぱいからカーテンを下げ、目線を上に持っていきやすくすることで、天井の高さを意識出来るよう配慮しました。
住んで1ヶ月が経ちました 。
手前本棚の後ろには、キッチン廻りの生活感を遮りながらも目線の抜けも考慮して低い収納となっています。
日の短い冬でも しっかり直射が
気持ちの良い朝日が当たるところにキッチンを配しています 。
家事をしながら、子供と会話ができるようにチョッとしたデスクにしました。
右奥に入って行くと、2階への階段
白い壁面を開けると大きな物も入る収納となります。
壁面の上は、天井が奥まで続いて見える事により室内がより広く見える様にと考えています。
ふんだんに光を取り入れる為 ガラス面を大きく取った玄関扉を作りました。
玄関には、段差をつけていません。その為、床が続いて見えて広く感じられるように工夫しています。
植栽と白い壁の雰囲気になじむように玄関扉も大工さんに作ってもらいました。
リフォーム・改築工事 | ||
家族構成 | : | 3人(40代夫婦・子) |
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所在地 | : | 東京都立川市 |
用途地域 | : | 近隣商業地域・防火地域 |
構造 | : | 木造(築40年)・地上2階建 |
建築面積 | : | 26.49㎡/8.0坪 |
法延床面積 | : | 61.11㎡/18.5坪 |