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「ちょうどいい」をコンセプトに新規オープンした杉並区高円寺の美容室「blala(ブラーラ)」です。
「工房みたいなイメージで」と頂いた一枚の写真には、青い床タイル、板張り壁の室内に革張りの座り心地のよさそうなミッドセンチュリーデザインの椅子が写っています。一枚の写真だけですが、温かなそれでいて懐かしい感じが伝わってきます。
店舗の設計は設計に使える時間が非常に短いため、物件探しや家具探しもご一緒しながら、なるべく多くの時間を話を聞くことに割けるようにしました。その中で「木(家具)と鉄。コンクリートと緑」が混在している感じを形にしたいとの言葉が出てきました。まさに写真の印象とぴったりです。
そこで、床はミッドセンチュリーの家具に合わせ、ヴィンテージ感を持つヘリンボーン張りとし材質も家具に合わせチーク材のオイル仕上としました。壁は杢目が温かな味わいのラワンの柾目材にオイルステイン塗りとしています。ヘリンボーン張りと植栽の緑が映えるように、床と壁の一部を無機質なモルタル左官仕上げとしています。
照明計画も場所ごとに明暗を作り出して視覚的に安らぎを感じるようにしました。ヴィンテージ家具と同じく、使い込まれてblala色に染まっていくことを楽しみにしています。

壁は床の固く無機質なモルタルと対比させるため、布地のような柔らかい杢目の白ラワンの染色仕上としている。

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大ぶりの植栽をブラインドかわりに。
板チョコと命名された100年前のアンティーク玄関扉。
携わった多くの人の手により蘇った。

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鏡は「niobin 丹尾 敏」作。床見切り目地(床のモルタルとフローリングの間)と合わせ、真鍮で仕上げている。鏡に映っているライティングデスクの背面に取り付けた荷物台は大工さんの丁寧な仕事が光る。

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チークの板をヘリンボーン張りとし、工房をイメージし壁をモルタルで塗りあげた。

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照明サインも「niobin 丹尾 敏」作。

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用途 店舗(美容室)
所在地 東京都杉並区高円寺
施工床面積 68.53㎡(20.7坪)

photograph : Nobutaka Sawazaki

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