酒のかどや

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酒のかどや

酒のかどや

新潟県村上市、城下町の面影が残る敷地の酒屋倉庫の改修です。
施主からは、ほとんど断熱材のない鉄骨造の倉庫の屋根の暑さをなんとかしてほしいということ、地域のために2階にくつろげる・人が集まれるところをつくりたい、というご要望がありました。
そこで、城下町の黒塀をイメージさせるよう外壁を黒くし張り木の縦格子を使って町屋の雰囲気を出し、素足で過ごせる無垢板の広間とそれに続く印象的な広いデッキを乗せることを提案しました。

広間は漆喰塗りの壁、天井を低く抑えて座って過ごす空間に落ち着きを与えました。そこに続くデッキを屋根の上に作ることで、広がりを感じさせると同時に1階倉庫の断熱にも効果があります。
この町は昔から堆朱(ついしゅ)塗りという漆塗りの建具や家具が有名で、古民家を解体するときに出た建具を施主が買い付けて来たものを再生利用し、入口壁の印象的な演出をすることができました。
上の写真の扉の裏は収納になっています。また床や天井、デッキなどに地元産山北杉を使用しました。

デッキを見る。視線を遮りながらも風通しのよい町屋の雰囲気をつくりました。

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天井を低く抑えることにより、外に繋がるデッキをより広く感じさせることができます。

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広間は小上がりにして、土間のモルタルは薄墨をまぜています。
天井までの木製サッシは引戸で、開け放すことができます。

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用途 コミュニケーションスペース
所在地 新潟県村上市
施工床面積 73.08㎡/22.1坪

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